皆さんは世界的ソフトウェアメーカーの「Microsoft」が世界的映像制作会社の「Disney」と提携を結んでいることはご存じでしょうか。
今回は実際にDisneyが利用しているサービス内容等をご説明させていただきます。
パートナーシップの発表
Microsoftは、2019年の9月にDisney制作部門と5年間の提携を結び、イノベーション・パートナーとなったことを発表しました。
両社はDisneyの「スタジオ・ラボ」を通じて、クラウドサービスである「Azure」上でコンテンツの考案から制作、配信等の新たな方式を試行していきます。
スタジオ・ラボは技術的な支柱であり、最先端の技術等を用いて、これにまでにはない新しい作品を生み出すことを目標にしています。
今後は、制作から編集作業に至るまで一貫した製作を「Azure」上で進めていくこととなります。
Azureとは
Microsoft Azure(マイクロソフト アジュール、通称:Azure)は、マイクロソフトのクラウドコンピューティングサービスです。
2008年に発表され、2010年1月に世界21ヶ国で正式にサービスを開始しました。
2014年3月26日に旧称であるWindows Azure(ウィンドウズ・アジュール)からMicrosoft Azureへの名称変更が行われました。
Microsoftが目指す変革
両社が提携したことで、メディア等様々な業界にクラウドが普及していくことが期待できます。
この提携により、クラウドを通じてセキュリティを確保しつつも、精度の高いワークフローを整え、コンテンツの制作や配信などができることが証明されました。
同時に、新たな利益や効率性が、より引き出され、制作チームも作業方法を選択できるようになりました。
両社はともに、世界トップクラスの企業である「Avid」とも連携を深めています。
既にMicrosoftとAvidは、Microsoftがけん引するクラウド同盟に基づいて、共同編集、コンテンツの保存、バックアップ、制作の継続性といった、クラウド上で実行する複数の重要なメディア・ワークフローを作成しています。
プラットフォームである「MediaCentral」「MediaCentral Cloud UX」「Avid NEXIS」「Media Composer」等のAvid製品を使って複合的に制作を行えば、更にコンテンツの作成や管理は変革され、さまざまな問題の解決にも役立ちます。
もちろんAzure上でもこれらの製品を使用することができます。
Microsoftは新たな時代に向けて、変革を実現させようとしています。
世界中のあらゆる人々が、様々な事を成し遂げられるようにする事がMicrosoftのミッションだからです。